(4)噴射量と噴射時期の関係
ユニットインジェクタのプランジャには上部リードだけのものと,2・7図に示すように下部リードのついた両リードプランジャがある。下部リード付のものは下部リードにより噴射時期を次のように変えることが出来る。
(a)噴射量の多いとき…噴射時期を早める
(b)噴射量の少いとき…噴射時期を遅くする
(5)燃料噴射量の調整機構(調速機構)
燃料噴射量はプランジャを廻すことにより変わるが,この操作はエンジンの回転速度と負荷に直接結びついているので結局調速装置(ガバナ装置)によりこれを操作することになる。
調速機との連結はボッシュ単筒形燃料噴射ポンプの場合と同様である。(指導書2・78図参照)
2)ユニットインジェクタの特徴
ユニットインジェクタには次のような特徴がある。
(a)より高圧噴射が可能