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と相容れない部分もあり、今後の有識者による意見交換や国民のコンセンサス形成が必要であろう。

●テレビ受像機の情報機器化

ディジタル放送を受信ためには、既存のテレビに接続する外付け型受信機やディジタル放送対応テレビ受像機が登場することが予想される。

Windows CEの章でも触れたが(2.6を参照)ディジタル画像処理や電子番組表(EPC)の表示機能を持った受信機はコンピュータの機能を持つので、これを電話回線などのネットワークに繋げば、各種オンライン・サービスへの活用の可能性が広がる。

●携帯端末のディジタル放送対応

ディジタル放送開始に伴い、ディジタル放送に対応した携帯端末の登場が想定される。これにより、自動車に乗りながら、また外出先で携帯端末を利用して安定した映像伝送サービス、各種情報提供サービスを受けることが可能となる。

また、電話回線等のネットワークを併用することで、各種オンライン・サービスへの活用も考えられる。つまり、ディジタル放送対応携帯端末を利用して、ディジタル放送で競艇のレース中継を見ながら、同時に在宅投票システムを利用して投票を行うことも可能となる。

 

 

 

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