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2.2 市場規模と展望

 

アミューズメント業界の平成8年度の市場規模は、レジャー白書97によると、遊園地レジャーランドが5,570億円、ゲームセンターが5,760億円、テレビゲーム・ゲームソフトが6,980億円、映画・ビデオソフト等が5,600億円、カラオケが6,600億円、パチンコが24兆3,660億円の合計27兆4,170億円となっている。

近年日本では余暇重視派が増えてきており、96年の調査で余暇重視派に「仕事にも余暇にも同じくらい力を入れる」とした両立派を加えると、全体の66.7%が「生活の中で余暇を重視する」と答えていることになる。また、今後の余暇の過ごし方のキーワードが「安・近・楽」であることは確かである。ウィークデイ、ウィークエンドに、距離的に近い場所で、手頃な料金で余暇を楽しむという過ごし方が、レジャーとして求められるであろう。

このような意味でアミューズメント産業は手軽な気分転換として、またすぐ近くにある「非日常空間」として、さらに消費者の生活に密着したレジャー産業として定着していくものと考えられる。

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