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2 アミューズメント業界

 

2.1 アミューズメント業界の現状と取り巻く業界

 

近年、日本人の意識は余暇重視の傾向にあり、レジャー白書97によると余暇重視派が全体の35.5%と、仕事重視派の32.8%を上回っている。世代別に見ると、40代、50代に仕事重視派が多いのに比べて、10代から30代、および60代以上に余暇重視派が多い。このような時代にあって、今後の成長が予想されるのが「アミューズメント産業」である。

アミューズメント業界の中には「ゲーム」、「テーマパーク、遊園地」、「映画、キャラクター市場」、「カラオケ」、「パチンコ」などが代表的なものとして存在する。その市場はゲームハードメーカー、ゲームソフトメーカー、玩具メーカー、テーマパークとその運営企業、映画興行会社とそれに関連したキャラクター著作権所有企業、カラオケのハードメーカー、パチンコホール企業、パチンコ機器メーカー、などから構成される。さらにアミューズメント業界内ではゲームハードメーカーがパチンコホールを経営したり、あるいは映画会社がテーマパークを作ったり、またアニメキャラクターを題材としたゲームソフトが作成されたりと複雑に絡み合っている。

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