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3.3 調査結果からの示唆(インプリケーション)

 

3.3.1 競艇体感型シミュレーションモデルシステムの有効性

 

(1) 有効性検証の前提条件

 

競艇体感型シミュレーションモデルシステムは、コンセプトとして極力「競艇色」を前面に出さないように作られている。さらに、調査実施時点ではゲームの機能面において「競走感覚」が欠如していたことから、本システムが「競艇をモチーフにしたゲームであること」をあまり意識しない体験者が多い結果となった。

しかし、本システムは「競走感覚」の充実を中心に、バージョンアップが実施されたこと、各メディア(TV・新聞・雑誌など)により、本システムが「競艇をモチーフにしたゲームであること」をアピールしていることによる副次効果に鑑みれば、今後の体験者に対しては、「本システムが競艇をモチーフにしている」、すなわち「競艇選手の体験(レースの体感)ゲームである」ことは容易に認知されるであろう。

従って、本調査においては調査対象者(体験者)に

●競艇体感型シミュレーションモデルシステムは「競艇」をモチーフにしたゲームである

事を前提として、それを意識した上で意見・感想をディスカッションしてもらった。

 

 

 

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