(2) 「競艇をモチーフにした体感ゲーム」であることの認識状況
競艇体感型シミュレーションモデルシステムが「競艇」をモチーフにした体感ゲームであるということについて、対象者がどの程度の認識をしているかについては、以下の3点に要約することができる。
?@ 公営競技経験者層／未経験者層いずれの層も共通して、モーターボートのゲームとの認識はあったが、公営競技の「競艇」とは認識していない。
ゲームに競走感(対戦感)が希薄なために、「競艇」との認識に至っていない。
・「競ってないし順位もでないので、ボートのゲームという感じ」
?A 公営競技未経験者層は『競艇そのものをほとんど知らない』ために、モーターボートによるレースを公営競技の「競艇」と結びつけることができないようである。
・「競艇はテレビでそれほど頻繁に中継していないので、あまり普段は意識しない」
また、競艇に対する知識が少ないため、『「競艇」はお金を賭けるもの』との意識が強い。そのため、乗る立場で参加するゲームからは「競艇」を想起することが難しい。
・「乗っているだけなので、ボートのレースというだけで、「競艇」という意識はわかない」
?B お台場付近を舞台にした、架空のコースデザインが、競艇色を薄めるだけでなく、「車のゲームと類似」「カーレースのボート版」との印象を与えている。
・「競艇と感じたのは浮いていたターンマークくらい」
