3.2 有効性の検証(調査結果)
3.2.1 「競艇体感型シミュレーションモデルシステム」体験の印象・評価
(1) 「競艇体感型シミュレーションモデルシステム」の印象・評価
競艇体感型シミュレーションモデルシステムの体験による印象・評価は下記の4点に要約する事ができる。
?@ 公営競技の経験者層/未経験者層共に、「競艇」をモチーフにした体感ゲームではなく、「モーターボート」をモチーフにした体感ゲームとの印象を受けている。
・「モーターボートのゲームと思っただけで、競艇と結びつかない」
・「競っていないし順位も出ないし、モーターボートのゲームという感じ」
・「舟という感じしか浮かばない。「競艇」の言葉もうかばない」
?A 公営競技の経験者層/未経験者層共に、レース性を持った体感ゲームではなく1人用のボートシミュレーションとの印象を受けている。
・「機械が4台並んでいても1人でやっている感じでレースの印象に欠ける」
・「まわりに(画面の中に)人がいないとレースをしている気にならない」
・「車のように他の人とぶつかったりしないので、レースをしている感じがしない」
?B 公営競技の経験者層/未経験者層共に、「面白さ」を感じている反面、やや他の類似ゲームと比較して『もの足りなさ』を感じている。
・「楽しんだが車のゲームと似た感じがする。比べるとスピード感がなく、もの足りない」
・「面白いけどもの足りない。画面が大きいのに見にくい」
・「対戦型なのに相手が見えない」
・「全体のコースがわからず、何をやっているのかわからない」
・「自分の順位が分からない」「実況を聞いても状況がわかりづらい」
?C 体感追求レジャー派を中心に、体ごと動く(乗物全体が揺れる)という“体感”について、新鮮さ、驚きを示し競艇独自の『面白さ』が認識されている。
・「体が本当に動くのは面白い」
・「初めて乗ったので楽しめた」
・「ロデオみたいに体が動くのはビックリした」