る(図3-1、図3-6、図4-7)。
これらの印刷物の制作過程で、DTP(=DeskTop Pablishing)化が進展している。
最近になって、これらDTPデータを数十分の一に圧縮した上で、汎用ブラウザ(Netscape Navigator等)と追加ソフト(Plug‐ln)によって、作成ソフトの種類に依存することなく、閲覧が可能なPDFと呼ぶデータフォーマットが提唱され、デファクトスタンダードになりつつある。
(注)PDF=Portable Document Format
PDFの最大のメリットは、印刷物を作成するためのDTPデータをそのままインターネット上で汎用ブラウザで閲覧する事が可能になる点であり、印刷も可能である。
こうしたPDFの特長を活かして、パンフレット制作プロセスのDTP化を促進するとともにPDFデータを多数蓄積した観光情報サイトを構築して利用者に提供することが考えられる。これらのデータは印刷物制作用データの二次利用であるからホームページの制作費用の削減も可能になる(図7-6)。
?PDFのメリット
ア)パンフレットのDTPデータをそのままWWWで利用できる。
=基本的にどのソフトで作成したデータでも利用可能
イ)画面の一部を拡大して細部にわたる閲覧が可能。
=パンフレットの情報すべてをWWW上で再利用できる。
ウ)印刷すればパンフレットの印刷品質を再現可能(プリンタ性能に依存)。
エ)データのサイズはスキャニングデータに比べると小さい。
イメージデータ、DTPデータに比べて数十分のに圧縮される。
オ)印刷結果は良好。プリンタ性能により印刷物に近い品質も可能。
地図等は最もPDF化に通したコンテンツと考えられる。
?PDFのデメリット
ア)ユーザー側にPlug-in(reader)が必要(無料で入手可能)。readerのサイズが大きい(6MB 程度)。
?PDFのメリットを活かした観光情報提供システム
ア)インターネット上での「電子パンフレット」の提供。
既に作成済の観光パンフレットのうち、DTPにより作成されたものについてDTPデータをPDF化してインターネット上に登録する。
観光パンフレットは現状において情報提供の基本的な方法であり、情報の集約度も高い。この情報をそのままインターネットで提供すること