日本財団 図書館


特に行っていないしが、収集した情報をワープロ等で電子化すること自体は可能であるとの考えであった。

?観光情報収集・提供の問題点

観光情報を収集するのに各施設等に問い合わせをしなければならないこと、写真のネガ・ポジ等の画像情報が少ないことであった。

<参考-川場村観光開発公社の事例>

川場村の農業にリンクした体験旅行(こんにゃく作り、そば打ち、ジャム作り、干し柿作り等)を中心に展開している。ホテルSLを中核施設として、レジャー・スポーツ・体験をテーマとしている。課題は指導プロの要請と動態情報の提供の仕組みである。

(6)群馬県沼田市

沼田市は、市内の観光資源自体は多くないものの、北群馬の各町村に対して物流の基地であると同時に交通の要衝でもある。北群馬の広域圏の人口10万人の半分近くを沼田市が占めている。

市に対する観光客の情報ニーズも市内の情報資源のみならず、広域的に北群馬全体に及んでいる。広域圏として観光ポイント間のネットワークをいかに作って行くかが課題である。

年間の入り込み客数は130万人。奥利根全体では年間1,0 0 0万人に達している。

?観光情報の収集・提供の現状

収集している情報は静態情報が主体であり、動態情報は開花・積雪等である。情報収集は電話による各施設への問い合わせ、ファックスでの連絡等であり、収集した文字情報の一部は電子化している。

市として独自のホームページは持っていない。

?マルチメディア型観光情報の収集・提供の現状

ホームページによる情報提供については、インターネットユーザーの年齢性別等に偏りがあることや具体的な効果がはっきりしないことから今のところ考えていない。ただし民間で地域情報を提供しているホームページ(「北群馬観光情報館」)があり、市としては情報提供等により支援している(具体的な内容については後述)とのことであった。

?観光情報収集・提供の問題点

沼田市の地理的な位置づけ及び規模の大きさから、周辺地域の情報についても問い合わせがあり、沼田市の情報のみを収集したのでは利用者のニーズに対応できない。

<参考-「北群馬観光情報館」の事例>

?組織と規模

「北群馬観光情報館」は群馬県沼田市内の有限会社デザイン・ワークスが運営する北群馬地域の観光情報専門のホームページである。企業規模は数名程度である。

?「北群馬観光情報館」の基本的な活動

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION