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セクショナリズムがまだ強く、自然保護等を目標にした総合化、一体化の促進が重要である。旅行関連情報の項目の統一化や情報流通の一本化と役割分担の指導のために、行政の指導又は統一見解が必要であるとのことであった。

情報提供は、ワープロ、ファックス、デジタルカメラあたりが妥当ではなかろうかという考えであった。

(4)群馬県片品村

尾瀬、丸沼、武尊の3つの有名な観光資源を持つ。課題は通過観光客の足止め策で、そのための観光資源を新たにつくり出すことにあり、「ミニ尾瀬」構想(尾瀬の自然を再現)も持ち上がっている。地理的な条件も重なって、道路の混雑が問題となっており、道路交通情報の提供は重要なテーマとなっている

?観光情報の収集・提供の現状

静態情報はもちろん、動態情報も交通混雑状況、開花・積雪情報等を収集している。交通混雑状況は観光課で情報収集し、これを地域内のコンビニエンスストアの店外に情報を掲示したりスキー場で道路情報を放送する等している。

静態情報は群馬県から指導のあった書式に従ってパソコンにより電子化し、保存している。

情報の提供はパンフレット、電話問い合わせの他、ファックス情報サービス、インターネットのホームページ等で行っている。

季節の動態情報(開花)については、地元新聞に写真とともに情報提供して掲載してもらうといった方法も取っている。

?マルチメディア型観光情報の収集・提供の現状

インターネットのホームページを持ち、月間で200件程度のアクセスがある。動態情報(開花情報等)を更新するのが大変であるが、現状では月に1〜2度、情報を更新している。

?観光情報収集・提供の問題点

施設等に問い合わせをしても相手が忙しく、はっきりした返事をくれないのが悩みであった。

(5)群馬県川場村

主な観光資源は川場スキー場。

観光産業の方向性は「農業+観光」であり、観光を通じた農業需要への誘導を目指している。具体的には農業生産者のブランド化という方向を模索している。観光地として通年型への脱皮や家族+小グループ客の誘致が課題となっている。

?観光情報の収集・提供の現状

情報の収集は静態情報主体であり、動態情報は開花、積雪等のみである。情報収集の方法は電話問い合わせ、ファックス連絡が中心である。

画像情報のストックは少ない。集めた情報は一部をワープロ等により電子化している。

?マルチメディア型観光情報の収集・提供の現状

 

 

 

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