<参考-月夜野クラフトビールの事例>
第三セクターによる会社で、ビードロパーク、月夜野ブルワリー、ビア&レストラン等の連携で運営されている。月夜町の地ビールの拠点として国道17号線沿いで営業、郷土特産飲食施設として知名度を徐々に上げつつある。観光資源というより月夜野町の農業政策の一環で、農業の観光化であり、この地ビールの知名度に合わせて、農産物の販売促進を強化させていくことを目的としている
情報発信は販売促進が目的で、群馬北部地域への新聞広告、雑誌等のマスコミの取材協力、月夜野町のホームページ等を利用している。
現在、基盤作りを行っており、整備が整った段階で月夜野町観光課と共同で農産物類のアンテナショップ機能、農産物の販促キャンペーン基地的なコンセプトで情報発信を行っていく予定である。
(3)群馬県新治村
谷川山麓の自然と温泉が主な観光資源である。温泉地としては猿ヶ京三国温泉郷と湯宿温泉が中心である。近年は農村型観光資源「たくみの里」に力を入れている。「たくみの里」は首都圏からの日帰り観光客を想定しており、全村を公園化する方針である。たくみの里への入り込み客数は年間35万人、新治村全体では年間100万人程度である。
?観光情報の収集・提供の現状
情報の収集は静態情報が主体である。
情報の収集は各旅館等がパンフレットを持参する他、観光課から問い合わせて情報を集めている。動態情報の収集は基本的に観光課職員の目視による。
情報の提供はパンフレットの他、ハローダイヤルへの情報提供、村内の観光資源「たくみの里」のホームページ制作等があげられる。
キャラバンによる首都圏へのPRも重要な位置付けである。
?マルチメディア型観光情報の収集・提供の現状
情報の電子化にはワープロを使用しており、パソコンは使用していない。情報を電子化するという必要性は特に感じていないとのことである。
写真のネガ・ポジは、観光課で取材した数千枚のストックがある。
インターネットのホームページは、利根郡の「広域圏」1市8町村で作る計画があり、そこで展開する予定である。
?観光情報収集・提供の問題点
現状では静態情報に偏っており、パンフレットの作成・提供以外は電話問い合わせへの対応、キャラバンによるPRが中心となっている。
<参考-湯宿温泉金田屋旅館の事例>
情報の発信方法は、湯宿温泉組合で地図を組み合わせた印刷物を作成するともに旅館独自に四季の情報をハガキのDMで提供している。
交通機関の静態情報は旅館毎にパンフレットに表示している。味覚関連情報は観光モデルコースに組み込んでいる。販売促進を目的とした情報が主体である。観光情報を収集するにあたっての問題点は、観光関連業者の