集約システムの構築が必要でこの仕組みかないのが問題だと考えている。
情報を流す窓口は多いにこしたことはなく、観光情報のデジタル化の手順を決めてくれれば一連の作業で対応が可能である。
インターネットについては、現状では販売につながっていない等のことから総体的に問題点があるという考えであった。現状では東武鉄道のホームページを利用してインターネットへの情報提供を展開している。
<参考-道の駅・水紀行館の事例>
運営は水上町の第三セクター方式による。
観光情報提供は、パンフレット配布のみ。将来的には車で立ち寄った方に観光情報提供等のサービスを提供したいと考えている。9 6年度は年間8万人が利用した。
観光情報の収集・提供等を含む情報関連業務は、水上町観光課とりンクした活動で独自の活動はないのが現状である。
(2)群馬県月夜野町
月夜野町は「水と緑とロマンの里」、「ホタル飛び交うオラが里」等のキャッチフレーズに象徴されるように自然を前面に打ち出した観光政策と、体験型観光に力を入れている。特に手作りのガラス工芸、体験農園、親水公園等の施設を中核としている。地ビールも製造を始めたところである。
?観光情報の収集・提供の現状
観光情報の収集・提供は静態情報が中心で、収集手段は主として電話問い合わせ・パンフレットによっている。連絡をしないと情報が集まらないこと、写真等の画像情報の蓄積が少ないことが悩みであるが、地元での人のつながりから情報収集自体に困難はないとのことである。
情報提供はパンフレットが中心。上毛新聞、読売新聞に情報コーナー(2〜3行程度)を持ち、観光課からイベント等の情報を提供している。
インターネットのホームページを平成8年10月に開設したが、その具体的な効果等はまだ見えていない。
また地元のコミュニティFM放送「FM尾瀬」が平成9年11月からスタートし、観光情報の提供をしていく予定である。
?マルチメディア型観光情報の収集・提供の現状
インターネットのホームページについては、特に効果ははっきりしていない。情報内容は静態情報主体である。マルチメディア型の情報収集は行っていない。
?観光情報収集・提供の問題点
「聞かないと収集できない」点が問題だが、一方で地域における人のつながりが密接なので、さまざまな情報が自然に伝わってくるという側面もある。
その意味では仕組みよりも人と会うこと(旅館組合の月一回の集まり等)が重要な情報収集の機会となっている。