があり、このためにパルス圧縮技術を用いている。また、海面より反射されたパルス波形の立ち上がり特性(図2.14)から有義波高が推定されている。
今まで打ち上げられたマイクロ波高度計には、GEOSAT-ART/SALT、ERS-1-RA(Radar Altimeter)および、TOPEX/POSEIDON-ALTがあり、特にPOSEIDON計画ではKuバンドとCバンドの2周波の高度計を用い電離層の影響を補正し、さらに水蒸気ラジオメータを用い対流圏伝搬路の補正を行い、また、GPS受信機を搭載し衛星軌道の決定精度を上げ、レーザー反射鏡の搭載により絶対高度の測定を行う等の測定精度向上のための工夫がなされている。
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