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能動型のセンサは、レーダ方程式中の受信電力Prとセンサの特性(Pt、Gt)よりレーダ断面積σを算出し、別途求められているσと物理特性との相関関係(例えば観測対象の散乱特性と物理特性との関連(5)、(6))より、散乱体の特性を知ることができる。

 

(2) 受動型マイクロ波リモートセンシングの原理

受動型に関しては、レーリー・ジーンズの放射法則が基礎となり、放射エネルギーがセンサに到達する過程は図2.3に示すように放射伝達の理論で取り扱われる。

010-1.gif

あらゆる物体は電磁波を放射しており、黒体から放射される電磁波は温度、周波数の関数として以下のプランクの放射法則で表される。

010-2.gif

ここにhはプランク常数で6.63∋10-34joules、fは周波数Hz、kはボルツマン常数で

 

 

 

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