が得られないため現在の結果を検討してみた。しかし、H.pyloriあるいはC.pneumoniae感染との関連は認めなかった。
V.まとめ
l H.pylori感染率は浦和市で低く、小児期の水洗トイレ使用との関連が示唆された。
2 H.pylori感染は井戸水使用者に高率で、水洗トイレ使用者で低率であった。
3 C.pneumoniae感染率は浦和市で高かった。C.pneumoniaeは市中肺炎の原因菌でもあり、医療従事者という職業が影響している可能性があるため今後一般住民との比較が必要と考えられた。
4 H.pylori陽性者のHousing Indexは陰性者より有意に高値を示し、欧米の報告と一致していた。
謝辞
今回、貴重な研究機会を与えていただいた日本財団に感謝いたします。