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条件では短時間撮影ができない。これらについては、メーカーの技術者との話し合いを持つつもりでいる。

2.多くのX線量を必要とする腰椎側面等の条件は、低すぎる設定ものが多い。これは診療所でよく見られる条件不足だが、現場ではその上げ幅の具合が分からないでいる。

これは、フィルムの特性曲線を示しながら説明し、2倍、3倍の条件が必要であることを教えなければならない。逆の場合も同様に思い切って下げる必要があることを教えている。

 

資料 [X線量の変え方]

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E.X線写真の画質

1.自治医科大学附属病院の写真画質は、現在の水準を保証している。

実際の臨床写真を見ながら、その診療所は、比較してどのレベルにあるか。そして撮影技術で何かアドバイスできることはあるか、医師と話し合うことが重要である。

2.X線撮影技術及び増感紙、フィルム、撮影条件への理解と工夫が必要であると感じたが、そこまで医師に求めるのはとても難しい問題であり、我々技師が支援する必要があることを痛切に感じる。

 

F.医師との話し合いから得ることができたこと。

1.医師は、読影の教育は受けるが、撮影についてはよく分からない。

2.装置や器具を始め、撮影のポジショニングもよく分からない。

 

 

 

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