7. 撮影器具、補助具
1)グリッド
タイプは適切か。 歪みの有無。
2)分割板
歪みの有無。
8. X線写真の画質検討
1)実際の臨床写真をみせてもらう(胸部、腹部、腰椎、胃等)。
2)各々の写真で何か問題があるか、確認する(装置、器具、フィルム、撮影条件、ポジショニング、暗室や撮影室)。
9. 医師との話し合い
問題点、疑問、意見、情報収集等。
B.現地での指導、改善
1.何か問題点が見つかり、その場で解決できるものは、実行する。
2.改善を要すると思われる事項については、分かり易くかつ、具体的に伝える。
C.通信による指導、情報提供
1.現地で解決できなかったり、資料や情報が足りなかった事項は持ち帰り、後日に電話、FAX、パソコン通信等により、指導や情報提供を行う。
2.訪問後、診療所からの質問や疑問に応える体制をつくる。
?V. 結 果
A.現地訪問調査
1.自動現像機
1)ほとんどの診療所が保守契約を結んでおり、処理校の汚れ具合やラックの具合は良好であった。
2)大きさは、診療所の規模に合った適切なものがほとんどであったが、中には規模に合わない、大きすぎるものが設置されている例も見られた。
3)アルミニウム階段によるコントラスト測定では、3年前に調査したときと同様、自治医科大学附属病院と比べ、低い傾向を示した。
2. 暗 室
1)診療所そのものに依存することになり、まちまちであった。
2)寒冷地において、冬季に自動現像機の補充液が凍結するという