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2) 航空化率の上昇

ロジスティクス指向の高まりにより、迅速な航空貨物輸送は重要な物流手段と位置づけられるようになった。航空貨物量は急増しており、85年度の87万トンから95年度には129万トンまで成長を遂げている(図表1-7)。このため、成田空港をはじめ主要空港では施設の混雑が続き、貨物施設の整備や地方空港の活用などが行なわれてきた。

より高付加価値で運賃負担力が高い製品類の輸入では、航空貨物は重要な役割を果たすようになってきた。国際貿易に占める航空貨物輸送の比率は、金額ベースでは輸入で27%、輸出で26%を占め(96年度)、海運にとって航空賞物輸送は競争輸送機関とみなすべき存在となっている。

 

 

 

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