果は小さなものになりかねない。そのためには、各職員の総合窓口に対する充分な理解が必要であり、その前提として全庁的なコンセンサス作りが重要となると考えられる。
新しい情報システムや運用の方法を導入する際には、全ての職員が必ずしもそのシステムに好意的な立場を持つわけではないが、総合窓口化の推進力を削ぐような流れは避けたい。そこで、情報システムを活用した総合窓口の構築段階において、新たな総合窓口の導入による職員の業務変更等がある程度把握された時に、関連する各原課担当者に対して充分な理解を得られる時間と場を提供することが必要であると考えられる。この全庁的なコンセンサスができることによって、その後の教育研修に対する各職員の意識も向上することとなろう。
6-1-2 システム構築時のプロジェクトの体制
総合窓口の情報システムは全庁的な重要度の高いものであるので、情報システム構築時にあたっては、トップ、情報管理主管部門、総合窓口に関連する原課職員によって構成される「総合窓口検討委員会(仮称)」を設置し、充分な検討を行うことが必要であると考えられる。