したがって、IEの特徴は、現状の分析と事実の定量的把握にあるものであると考えられる。

　

●　まとめ

　

システムが持つべき機能として、「事務処理機能(入力、審査、交付機能の軽減)」、「各種データのチェック、自動更新機能」、「コンピュータ処理集中時の対応」を挙げたが、これらの機能は第2章で掲げた総合窓口の目的に適合しなければならない。そこで、「システムが持つべき機能」と「総合窓口の目的」の適合を図表5-3にまとめることとする。

　

　

5-2　情報システムの活用による総合窓口の課題

5-1では、総合窓口の情報システムが持つべき機能を抽出し、整理を行うことにより、総合窓口のシステム面の利点を示した。しかし、利点だけではなく、情報システムを活用した総合窓口を実現するためには、さまざまな課題もまた解決しなければならない。

この節では、情報システムの活用による総合窓口の課題について、総合窓口構築時、総合窓口運用時、セキュリティ面の課題について述べることとする。

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