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通して申請頻度を平準化させなければならないが、これは現実的には不可能な方策であると考えられ、後者によって解決を図らなければならない。したがって、総合窓口の情報システム構築の構想段階で、コンピュータのある程度の処理能力を繁忙期を想定した形でシミュレーションしなければならない。

 

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図表5-2のステップは、民間企業の工場等における工程管理、IE(インダストリアル・エンジニアリング)と基本的に同じ考え方である。

IEは、F.W.テイラーの標準出来高設定による工程(タスク)管理や科学的管理手法の創始と提唱があり、一方、F.B.ギルブレスの、仕事をするための最善の方法を求める作業改善やその改善方法等を体系的に開発され、教育し実施したのが始まりである。

これらの技法は産業界で活用されつつ、時間研究(作業測定)と動作研究(方法改善)の2大系列として技術が確立され、逐次、総合化されつつある。よってIEの定義は以下のように述べることができる。

 

1. 作業や職務を忠実に、分析的に検討し、そこからムダを発見して改善する技術

2. 仕事を標準化して誰にでもやれるようにし、標準作業量を決めて管理すること

 

 

 

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