日本財団 図書館


繁忙期にはどうしても住民の待ち時間が長くなってしまい、この対策が検討課題である。

 

4-2-4 浜松市

 

● 導入経緯

住民窓口業務を統合し、1つの窓口で各種申請、交付ができるワンストップサービス型の総合窓口センター(本庁)を平成5年に導入。さらに、市内27カ所にある市民サービスセンターでの各種証明書等の申請受付を実施している。

 

● システムの概要

ホストコンピュータによる中央集中処理システムである。総合窓口カウンターは、「証明窓口」、「戸籍等交付窓口」、「届出受付窓口」、「外国人登録窓口」の各窓口が一体となっており、各窓口に端末が設置され、その後方に「審査更新部門」と各種交付書類のプリンターが存在する。

現在、取り扱われている業務は、総合窓口センターでは142種類、市民サービスセンターでは94種類である。市民サービスセンターは住民基本台帳の変更をともなう全ての業務に限定している。市民サービスセンターでの窓口業務フローは以下のとおり。

(1) 住民が記入した申請用紙を本庁にFAXで送信する。

(2) FAX送信された申請用紙を本庁担当者が審査する。用紙に不備な点が存在した場合は、市民サービスセンター窓口にフィードバックする。

(3) 審査後、本庁内のデータベース(ホストマシンで一元管理)より必要な書類データを市民サービスセンターのプリンタに出力。本庁と市民サービスセンターは専用線で結ばれている。審査後、プリンタ出力までにかかる時間は数分である。

 

● 導入効果

本庁の総合窓口化により、窓口の混雑が回避される等住民の利便性の向上が図られると考えられる。また、多種多様な行政業務を行うことから職員の業務知識の向上に寄与したものと考えられる。

さらに、わざわざ住民が本庁に出向かなくても、近隣の市民サービスセンターにお

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION