いて行政サービスを受けられることから住民の移動距離の短縮化が図られている。
● 課題
総合窓口が扱う業務範囲は広く、窓口で従事する人には広く浅い知識が必要とされる。特に新人は大変なので、窓口受付は3人が1チームを組んでお互いをサポートしあう体制になっている。
市民サービスセンターの窓口業務は、嘱託職員(特別職員)を採用している。導入前は嘱託職員がしっかり業務ができるか不安であったが、実際には支障がなくしっかりやっている。嘱託職員がわからない点は、本庁の担当者が電話でサポートする体制が整っていたのも成功の原因であろう。総合窓口が扱う業務範囲は広く、窓口で従事する人には広く浅い知識が必要とされる。特に新人は大変なので、窓口受付は3人が1チームを組んでお互いをサポートしあう体制になっている。
市民サービスセンターがあまりに好評であったために、センターをもっと多くして欲しいという住民の要望があるが、センターを増やすことはきりがないことなので、現状の27センターを増やす予定はない。
土日夜間対応を目的に、自動発行機の導入を検討し、試験的に導入したが利用率は低かった。住民アンケートでは自動発行機について「100%必要」という結果を得ていたが、必要であるが利用者は少ないというのが現状。平成10年より先にいかないと実用化できない。
● セキュリティーについて
市民サービスセンターからのFAX送信については、デジタル公衆回線(INS64)を利用している。確かに盗聴の可能性は全くないわけではないが、技術的にかなり高度な知識が必要である。誤送信の問題もあるが、市民サービスセンターのFAXはワンタッチダイヤルを用いているので、過去誤送信による苦情や問題は一切ない。
● その他
現在、自治省が計画している住民基本台帳ネットワークは、極めて有効である。住民総合窓口サービスシステムも、このネットワークが確立されるまでのつなぎのシステムであると考えている。