素化、無年金者と重複受給者の解消のために、年金番号一元化と年金ポイント制を導入すべきである。」
○ 平成5年10月12日(年金審議会意見書)
「基礎年金番号の導入により、制度間の情報交換体制の準備等年金現業業務の改善を行い、適用漏れを防止し年金権の確保を図るとともに、年金相談等の受給者サービスの一層の向上に努めるべきである。」
○ 平成6年3月3日(国民年金制度等の改正について・答申)(年金審議会)
「適用漏れでの無年金者の防止や、保険料の滞納、免除についても的確に実情を把握し、年金の確保等について慎重に対応することが肝要である。そのためにも、各制度共通の年金番号の早期導入が望まれる。」
○ 平成6年7月12日(連合 厚生大臣)
「公的年金の手続の簡素化、迅速化、業務の効率化及び制度の公正化を目指すとともに、国民サービスの向上を図るため、年金番号を一本化すること。」
○ 平成6年10月26日(第131回臨時国会衆議院厚生委員会国民年金法等の一部を改正する法律案に対する付帯決議)
「国民年金の適用の推進並びに受給者及び被保険者に対するサービスの向上を図るため、速やかに基礎年金番号の導入を図ること。」
(2) 基礎年金番号の導入
以上の経緯により、社会保険庁では上記の問題を解決し、制度運営の一層の適正化を図ることを目的として、平成9年1月から、次のとおり基礎年金番号制度を導入することとした。
?@ 全国民共通の基礎年金をべ一スとして、生涯不変の一人一番号とする基礎年金番号を設定する。
?A 公的年金加入資格発生時に確実に付番し、管理する。
?B 基礎年金番号をキーとして、各制度間で情報交換を行える体制を整備する。
ア. 基礎年金番号の構成
基礎年金番号は、所在地を表す課所記号4桁と連続番号6桁の10桁で構成されている。また、年金受給者番号(年金証書の記号番号)については、基礎年金番号10桁に