(2)キオスク端末の課題
以下では、現在のキオスク端末の課題を整理する。
?@ メニュー構成の最適化
タッチパネル方式の端末の場合、各メニュー項目について、指で押せるように幅を取る必要があるため、一画面に入れられるメニューの数は限られてくる。マウスを利用して選択する方式を採用する場合でも、メニューを細かくすると、高齢者など視力の弱い住民が利用する場合に読みづらいという問題が生じる。しかし、メニューの階層化により対処すれば、住民が必要とする情報を発見するまでの操作回数が増えるという問題が生じる。
より少ない操作回数で住民が希望の情報を見つけるための、最適なメニュー構成を実現する方法が課題となる。
?A サービス内容・コンテンツの充実
ハードウェアの機能が向上しても、従前のビデオテックス同様、サービス内容やコンテンツが充実していなければ、住民の利用が進まないことは明白である。また、毎回、同じ情報しか表示されなければ、繰り返して利用することがなくなる。
したがって、住民が求めるコンテンツを整備・充実するとともに、住民に繰り返し端末を利用してもらうために、常に最新の情報を入れ込んでいくことも重要となる。特にコンテンツに関しては、マルチメディアを活用する等、国や自治体が発行する広報誌やテレビでは得られないようなものを整備する必要がある。
?B 合理的な端末の運用・管理体制の確立
住民票の写し等の自動交付機等、個人情報を扱う端末に関しては、不正な利用を排除するために、または紙ぎれや紙詰まりに対処するために適切な管理が必要となる。また、人通りの多い場所に設置する街頭端末に関しては、盗難や破壊の防止、トラブル時の再立ち上げ等の管理も必要となる。特にパソコンをベースとした情報提供端末でブラウザ機能を利用している機種では、使用中にシステムが停止することがあるため、システムの管理体制を整える必要もある。