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3-1-2 キオスク端末の課題

 

(1)キオスク端末の機能向上点

キオスク端末は、古くは、高齢者でも子供でも操作できるタッチパネル方式の情報メディアとして、地域情報化施策の一環で地方都市の街頭に設置される事例が見られたが、情報を検索するために手数がかかる上に提供される情報量が少ない等の問題点があり、しかも端末の価格が高額であったため、普及が進まなかったという背景がある。

現在のキオスク端末は従来のものと比較して、パソコンをベースに開発することにより、基本的に以下の向上点が見られる。

○ 端末本体の低価格化

○ パソコン用のアプリケーションが応用可能

○ インターネットや情報システムとのネットワーク接続が容易

また、パソコンの性能の飛躍的な向上、デジタル通信インフラの整備普及により、性能的にも以下の向上点がある。

○ レスポンスの高速化

○ マルチメディア表示機能の充実

○ 蓄積データの大容量化

○ CD-ROM等の利用によるコンテンツの交換

○ データ通信の高速化(大容量化)

このようにハードウェアに関しては、キオスク端末の性能は特に近年、格段に向上したといえる。このため、キオスク端末の有する各機能を統合し、統合型情報キオスクを実現するために必要となる、高度なデータ処理機能、高速度の情報通信機能、既存の情報システムとの相互接続性等の要件に関しては、十分に条件を満たしていると言える。

また、Windows系やMac等の汎用のオペレーティング・システムが採用されており、既存のソフトウェア資源の活用が可能である点もシステム開発コストの低減を可能としている。

しかしながら、ハードウェアの性能が向上しても、前述の「情報を検索するために手数がかかる上に、提供される情報量が少ない」という点については、依然として課題となりうるものである。以下では、現在のキオスク端末の課題を整理する。

 

 

 

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