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?A 住民票コードの設定

「住民票コード」とは、住民基本台帳ネットワークシステムを通じて、住民の本人確認を行うために住民票を基に個人に設定された、全国共通かつ重複のない識別コードである。個人情報保護に最重点をおいて検討された経緯から、コード自体からは個人情報が判別できない仕組みとなることが予定されている。

前述の研究会中間報告における「住民基本台帳番号」は、住民基本台帳をもとにして住民に番号を付与し、この番号を各行政分野で共通に住民のアイデンティティを表すものとして活用していこうとするものであったため、番号が「生涯不変」であることが強調されていた。しかし最終報告では、本人確認のためにシステムが使用するデータとして位置付けられたため、本人が何らかの不利益を受ける事態が生じるなどの正当な理由がある場合には変更できるものとしている。

?B センターの設置

住民基本台帳ネットワークシステムのイメージでは、市町村のコンピュータを接続する都道府県単位のセンター及びそれらを接続する全国単位のセンターを設置する構造となっている。試案及び試案の考え方よりセンターの役割を整理すると以下の通りとなる。

・ネットワーク全体を管理し、システム内の連絡調整を行う機能

・他の行政機関へ4情報を提供する窓口としての機能

・市町村が設定するコードの技術的なチェック機能

・市町村の住民基本台帳電算システムに対する一定のバックアップ機能

なお、センターにおいては、4情報を住民票コードとともに保有することとし、これ以外の個人情報については、保有しないこととしている。

?C 住民基本台帳カード

住民がこのネットワークシステムにより、より高度な行政サービスを利用できるようにようにするため、希望する住民については、市町村が本人の申請に基づき全国共通様式の住民基本台帳カードを発行することとなっている。このカードには、4情報とコードを記憶することとされており、暗号化機能等高度なセキュリティ機能を有するICカードを採用することが予定されている。

 

 

 

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