日本財団 図書館


<沖島航路>

 

1. 運航事業者ヒアリング(小川及び井上事業者)

 

1)実施業務

両事業者とも下記の事業を行っている

 

・沖島〜長命寺間の定期旅客船による旅客輸送

・臨時便(貸切船)の運航

・スクールボート運航の受託

・島民等からの委託による荷物の輸送(島内での配達も含む)

 

2)定期旅客船の運航状況

定期旅客船の運航状況は以下のとおりである

092-1.gif

 

・定期船利用者は、沖島発は通勤者、近江八幡市以外の遠隔地へ通学する高校生、通院者が主、長命寺発は買物や通院帰りの人(利用者は少ない)

・通勤者は80人くらいはいると思われるが、その多くは自家用船及び西居さん(88才)の船を利用している(朝2便出ている)。

 

3)島民ニーズ(増便要望)の評価

・両事業者とも父の代から沖島の住民を本土へ運ぶ事業を行っている(第2次大戦以前は木造船で手こぎの時代もあったとのこと)。当時は、島民が本土へ行くニーズも今ほどは多くなく、1日1便で十分対応できた。また、その頃から本土に畑や田を持っている人や用事のある人は自家用船を利用していた。

歴史的にも定期船に対する依存度は低く、今回のアンケートで「1日6便が必要」という島民が圧倒的に多いことには驚かされた。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION