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(?)地番図データの各筆におけるポリゴン化の指標を次のように定め評価を行った。

F=(ポリゴン化されている筆数÷調査範囲の全筆数)×100

調査範囲には474筆があるが、全ての筆はポリゴンになっており、Fは100%であった。

 

(?)筆相互の隣接関係の正しさを示す指標を次のように定め評価を行った。

G=(正しい隣接関係の筆数÷調査範囲の全筆数)×l00

全ての筆(474筆)が正しい隣接関係を持っていたため、Gは100%であった。

 

?位置精度の評価

(?)絶対的な位置精度を示す指標を次のように定め評価を行った。

H1=Σ(GPS基準点ベースの座標値と地形データの座標値の差)÷点数

H2=Σ(都市基準点が=スの座標値と地形データの座標値の差)÷点数

(H1、H2は各点の差の平均である。)

 

また、各地形データの精度を示す指標として標準偏差を算出した。

H3=√(ΣX2÷(n‐1))

H4=√(ΣY2÷(n‐1))

ここで、H3はGPS基準点ベースの地形データの標準偏差

H4は都市基準点ベースの地形データの標準偏差

Xは現場作業での座標(GPS基準点ベース)と地形データの座標との距離

Yは現場作業での座標値(都市基準点ベース)と地形データの座標との距離

nはデータの点数である。

 

GPS基準点と都市基準点では同一方向に一定量のズレが発生していることが判明したため、地形データの座標参照基準である都市基準点を利用した

指標H2とH4を用いて評価することにした。

調査範囲内で、65の地点での差の平均Η2は、41cm〜84cmであった。

また、標準偏差値は、50cm〜91cmであった。

 

 

 

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