日本財団 図書館


。?ORBA

Common Object Request Brokerの頭字語。オブジェクト指向によるクライアント・サーバー環境におけるアプリケーションを開発するために必要なオブジェクト連携機構(ミドルウェア)の仕様。サーバーとクライアントの各プログラムのインターフェイスはIDL(Interface Definition Language)と呼ばれる宣言型の記述言語で記述される。これがCやJava等の言語に変換され、実装はそれらの言語で行う。

OMG(Object Managemnt Group)コンソーシアムが規定を行っており、最新版は2.1である。現バージョンでは、CORBAベンダ同士の相互運用性を重視し、それらを統合するプロトコル(IIOP:Internet Inter-ORB Protocol)を共通バックボーンとする。

。?DI [CALS]

電子データ交換(Electronic Data Interchange)の頭字語。JIPDEC・CIIの定義では、「異なる組織間で、取引のためのメッセージを、通信回線を介して標準的な規約を用いて、コンピュータ間で交換すること」とある。データ交換に関して以下の4つのレベルの取り決めが必要とされる。

・取引に関する規約(データの安全性、信頼性、費用負担などの取り決め)

・業務運用に関する規約(運用体制、災害時の対処法などの取り決め)

・情報表現規約(交換データ構造、メッセージフォーマット、データコード等の取決め)

・情報伝達規約(通信手順などの取り決め)

●EDIFACT [CALS/EDI]

行政、商業、運輸のためのEDI(EDI For Administration Commerce and Transport)の頭字語。国際連合が開発を担当し、ISOにより国際規格に登録された国際EDI標準。

 

。?II

全世界情報基盤(Grobal Information Infrastructure)の頭字語。NII構想を提案した米国ゴア副大統領が、1994年3月にNIIを発展させるべく提案した構想。国内ネットワークと世界の地域ネットワークを相互接続させ、各地域にある情報を世界のどこからでも利用できるようにする。1995年2月のG7会議で、GIIを国際的なネットワークとして推進していく方針が決定された。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION