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4) 自動車産業における情報化の阻害要因と対応

?情報システムの利用に関する内部の批判

・情報の質が低い

・情報システムができても利用する者がいない

・自分の業務との関連性が不明確

?組織を横断しての情報システム構築の難しさ(組織面の問題)。

?技術情報があまりに膨大、かつ多くの分野に関連している。

?情報システムが高度化した場合、企業内の情報システム専門家以外の利用が難しくなる。

?情報システムの構築にあたって、専門家に依頼する必要があり、コストがかかる。

 

5) 造船業への適用のポイント

?自動車産業における情報化は個別セクションレベルから組織横断型システムへと展開している。

?内外製戦略において情報化が重要な役割を果たす。アセンブリー・メーカー側がきちんとした発注仕様を出せるためには、自社内の情報共有化が不可欠。一方で力のある部品メーカーでは、メーカー内の情報化が進展しており、技術情報が蓄積されている。

?情報化システムがQCDの向上、リードタイム短縮、差別化戦略、内外製戦略において重要なツールとなっている。

 

 

 

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