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(3) CALSの標準/規格

CALSは、その実施手順と取決めまでの具体的な標準規格から構成されており、それぞれの規格はISO(国際標準化機構)、UN(国連)、ANSI(米国規格協会)、DoD(米国国防総省)、ITU(国際電気通信連合)などの国際的な団体、及び我が国ではJIPDEC・CII(日本情報処理開発協会・情報基盤センター)の下で標準化の作業が進められている。

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以下に代表的な規格について簡単な説明を行う。

1) SGML(Standard Generalized Markup Language:文章記述言語 )

各種の文書を電子化するための国際標準(ISO 8879, JIS X 4151)で,構造化文書を記述するのに適した文書記述言語。SGMLには以下の特徴がある。

・文書が紙やディスプレイに表示される表現と、文書の論理構造は分離している。

・文書の論理構造は、タグと呼ばれる特別な文字列を挿入して文面にマークされる。

・タグそのものも、DTD(Document Type Definition:文書型定義)で定義できる

利用者間でタグを共通化する必要があるが、異なる文書処理ソフト間でのデータ互換性を保証し、組織間の文書データ共有のための標準として位置づけられている。

 

 

 

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