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モックアップブロックでの動作確認実験は2台の溶接ロボットにて行った。実験は、自動溶接全体制御システム(CAD/CAMシステム)にて作成された溶接ロボットの動作データを用いて行い、各溶接箇所の形状に対応した動作パターンと傾斜角度に対応した溶接条件がそれぞれのデータバンクより引き出されている。溶接は、トランスで囲まれた升目部分を半分に分割し、溶接ロボットにとって背面側(図の右側)を先に溶接後、前面側(図の左側)を溶接させた。溶接順序は、トランス部分の立向溶接から初め、トランス部分の傾斜隅肉溶接、ロンジ部分の傾斜隅肉溶接の順で施工した。図7.5に溶接実験状況を示す。実験結果としては、良好の溶接ビード外観で全般的に、満足できる結果が得られた。

 

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