作業時間の分析の結果、傾斜シーム溶接ロボットによる作業では、走行レールの運搬、セット作業が最も煩雑であり、作業者の負担も大きいことが分かった。そこで、ブロック上に人力で走行レールを運ぶ作業を排除するために、溶接ロボット吊り下げ移動用ガントリーに走行レール運搬用パレットを製作し、取り付けた。これにより、作業者はブロック上での走行レールセット作業のみ行えば良く、溶接作業能率も向上し、作業者の負担も軽減できる。図3.1に走行レール運搬用パレットの外観を示す。
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