(b) 上位情報からの溶接継手条件の取り込み方法の設定
本ロボットに必要となる溶接継手情報を表4.3に示す。開先ギャップや溶接線傾斜はセンサで検出し、溶接ロボットを継手の溶接開始位置にセットする作業もオペレータが行うので、教示が必要となる情報は板厚だけである。そこでオペレータが操作ペンダントを用いて板厚を教示し、上位システム(CAD/CAMデータ:設計・施工情報)との接続は行わない方式とした。なお、溶接開始後のロボットの監視は不要であるが、溶接線途中で板厚が変化する場合にはオペレータが板厚変化部でペンダントにより板厚値を変更する必要がある。