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干満のある水域で、オイルフェンスを恒久的に設置してある、または展張の頻度が多くなる可能性がある場合には、スライディング式係留設備の設置により潮位が変動してもオイルフェンスと陸地の間を常に密封しておく必要がある(図3-4-9)。

 

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入江の干潟等、干潮時にオイルフェンスが岸に取り残されるような場所では、このような条件に対応できるタイプのオイルフェンスを使用する。図3-4-10は、その一例である。これは充気式浮体チューブ下部にバラストとして水平2連タイプの導水管を取り付けたものであるが、係留点で海底に打ち込んだ杭に取り付けられた中空のフロートによって潮位の上下動に対応している。

 

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