3. MSASシステム構成
MSASのシステム構成は、大きく分類すると広域なエリアに情報を伝達するための静止衛星のLバンド・トランスポンダー、監視局、航法統制局、海外標定局及びネットワークから構成される。
現在整備中の初期MSAS(フェーズI MSAS)の構成を以下に示す。
(1) 静止衛星トランスポンダー・・・MTSAT-1
(2) 監視局(GMS:Ground Monitor Station)・・・札幌、東京、福岡、那覇管制部及び神戸、茨城の計6カ所
(3) 航法統制局(MCS:Master Control Station)・・・神戸及び茨城航空衛星地球局
(4) 標定局(MRS:Monitoring and Ranting Station)・・・ハワイ及びオーストラリア標定局
(5) ネットワーク
その後、二期MSASにおいては、MTSAT-2を含む2個以上の静止衛星を利用し、監視局の増設、航法統制局の機能拡張等を図り、システムの性能及び信頼性を向上しつつ、ソールミーンズ航法システムの実現を図る予定である。