グリッドポイントの総数は1808点であるが、MSAS衛星は静止衛星であり、サービスエリアは固定されていることから、放送されるバンドの数は限られており、データを記録するメモリの量も、ユーザの近辺土20°の範囲に限る等すれば削減可能である。
反面データの管理が繁雑になるので、当初は全1808点のデータを記憶出来るエリアを確保しておくことも考えられる。
電離層遅延量のデータには、データの発行番号(IODI)が付属しており、任意の位置での遅延量の補間の計算を行うときには、異なった発行番号のデータの混在は許されない。発行番号が更新されたときには、新しい発行番号のデータが全て揃うまで、古い発行番号のデータを使用することが出来るよう、メモリはWAAS1衛星当たり、2組準備する。