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3.4.6 電離層補正データ

電離層遅延の補正のデータは、最も密度の高い所で、緯線、経線それぞれ5度刻みが交わる点(電離層グリッドポイント:IGP(Ionospheric Grid Point))の鉛直方向の遅延量(IGP Vertical Delay Estimate)と、遅延量の誤差の推定値(GIVEI:Grid Ionospheric Vertical Error Indicator)が放送されている。受信機側ではこれらのデータをもとに、各衛星毎の電離層遅延量とその誤差を計算する。

電離層遅延データの得られる可能性のある緯線、経線の交点は1808点存在する。

地球を経線によって、各々201個の点(バンド8は200点)を持つ0から8の九つのバンドに分割し、各点に対応する地点での鉛直方向の電離層遅延量と誤差の大きさを放送している。WAASはバンド単位(201点単位)でデータの放送の有無が決めらる。

 

 

 

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