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なお、地上側ではフリーテキストの送受信履歴を保持し、必要に応じてコメントを付加できる。保持しているフリーテキストは一覧形式で表示するほか、各フリーテキストごとの内容を表示、印刷することができる。

 

6.2.3 気象情報の取得

 

本評価システムで利用する気象画像情報および気象文字情報は、気象協会のMICOSシステムより提供を受ける。MICOSシステムは、日本をはじめ、世界中の気象データをオンラインで取り込み、即座に気象データの解析を行い、防災・報道・農業・運輸・エネルギー開発等あらゆる分野のユーザへ新鮮な気象情報を提供することを目的としたシステムであり、24時間、365日の連続した気象情報のサービスが受けられる。MICOSシステムのサービスは、気象協会側のMICOSホストに対して気象協会より提供される気象情報受信用ソフトウェアを搭載したパソコン(MICOS端末)を専用回線などを介して接続することにより受けることができる。MICOS端末により取得された各種気象情報は、ファイルとして保管され端末の画面上で表示できる。

本評価システムでは、MICOS端末と地上評価装置とをLANにより接続し、MICOS端末側で保管されている気象データファイルをネットワークで共有することにより地上評価装置側に取り込む。

 

156-1.gif

 

6.2.4 マップ表示

 

地上評価装置側では、マップ画面上に各種情報を重畳表示して直接操作できるようになっており、航空機の運航監視、気象状況の把握、飛行経路の作成等を視覚的に行うことが可能である。マップの画面表示例は6.4.2項に示している。

 

(1)マップ表示

システムを安価に構築するために、画面上に表示するマップは市販の地図データを利用している。このマップの表示縮尺はメニューにより切替可能であり、表示位置の変更は、手動によるスクロールあるいは航空機を追尾しての自動スクロールを行うほか、現在の表示位置を記憶させて再度呼び出すことが可能である。

 

 

 

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