(2)マップ上への重畳表示
マップ画面上に、下記のような各種情報の重畳表示を行い、各種情報を視覚的に把握することが可能になっている。
・飛行場、フィックス等に対するシンボルおよび名称の表示
・位置通報により得られた航空機の現在位置に対するシンボル、フライトID、高度、速度、進行方向を示すタグおよび移動予測位置に対する点線表示
・ウェイポイントのシンボル、名称およびウェイポイントを結んだ経路の表示
・気象画像の表示
・航空気象通報(METAR/SPECI)から得られた空港のVMC/IMC状態
・PIREPのシンボルおよび文字情報の表示
・指定空域(任意の多角形)の表示
(3)マップ上での操作
マップ画面上でマウスを操作することにより以下のような操作が可能である。
・マップ表示縮尺の切替、スクロール
・航空機の選択
・飛行経路の入力
・地点情報の選択、新規登録
・指定空域(任意の多角形)の登録
6.2.5 フライト情報管理
評価試験の対象とする航空機のフライトプランを作成し、それに基づいて実際の試験評価フライトにおける各種情報の管理を行う。
フライトプランを作成する時に設定する情報としては、フライトID、航空機識別、飛行経路(出発地、到着地、ウェイポイント)、出発・到着予定時刻、コメント等がある。
実際にフライトしている状態の管理情報として、フライト開始から現在までの位置通報、位置通報を基に算出した現在の位置(緯度、経度、高度)、速度、進行方向、昇降率、機上側から通知された出発・到着時刻通報、地上側から提供した全飛行経路情報、現在の各種通信アプリケーション(位置通報、トラフィック情報、気象画像情報、METAR情報)の提供状態およびオプションの設定状態などがある。
このフライト情報は、各フライトごと個別に詳細な状態を表示・編集できるほか、全情報を一覧形式で表示し項目毎のソートや検索を行うことができる。