今回の評価システムでは位置通報にADSメッセージを利用する。ADSは、航空機に搭載されたGPSや気圧高度計等の航法装置から得られる位置情報(緯度、経度、高度)等を一定の時間間隔で自動的に地上の管制機関に送信し、これを地上の監視システムに表示することにより、航空機の管制に利用するものである。ADSを用いた監視は地上管制機関から航空機に対してADSコントラクトを設定することにより実行され、航空機はこの設定に応じた転送形式、レポート内容で地上にADS情報を送信する。
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