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の仮定をおく。

・ACARSの1ブロック220文字(220バイト)の内、制御用データ分を考慮して170文字(170バイト)が画像用データとして利用可能とする。

・データ圧縮率は実際のデータにより差があるが、平均して1/4とする。

(2)で述べたように1メッシュを2ビットで表現する場合、上記の仮定の下でACARSlブロックに格納できる正方形の領域を考えるとそのメッシュ数は

・32(=25)×32メッシュ → 32×32×2/4/4=128バイト

となる。32×32メッシュでデータソース(500km四方)全体を送信しようとすると1メッシュの大きさは15.6kmとなる。従って15.6kmメッシュを最大メッシュサイズ、データソースの分解能2.5kmメッシュを最小メッシュサイズとする。

 

(b)表示縮尺とメッシュサイズの対応

データ表示部に表示される1つのメッシュの大きさは以下の理由から画面上で5mm〜15mm程度が適当と考えられる。

・パイロットの視認性とデータ表示部の大きさ(約横115mm×縦84mm)

・データ表示部において気象画像情報が画面上10mm単位で処理して1回の地図描画に1〜2秒程度の処理時間が必要と見積もられ、5mmの場合この4倍となること。

表5-4にメッシュの分解能と画面上のサイズの関係を示す。

 

124-1.gif

 

表5-4より以下の事項が導かれる。

・縮尺1/5万および1/10万では、最小メッシュサイズ(2.5km)でもそれぞれ25.2mm、

50mmとなり、雲の分布を見る、あるいは雲の少ない方向を探すという利用には適さないため気象画像情報は表示しないこととする。

・縮尺1/500万では、最大メッシュサイズ(15.6km)でも3.0mmであり細かすぎ

 

 

 

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