日本財団 図書館


4.3.2 わが国における小型機運航支援システムのコストと市場需要

 

(1)費用対効果

費用対効果の検討を行うためにモデルの設定を行う。今、導入する小型機運航支援システムを、a1〜a5名の5つのモデルから選択すると考える。それぞれのモデルの有する機能は異なるが、添え字の大きなものほど多くの機能を有するものとする。a1〜a5の有する機能の包含関係を図4-6に示す。価格的にはa1が最も安価で、a5が最も高価なものとなる。

 

103-1.gif

 

小型機運航に対する効用は、導入を検討している運航支援システムと、その他の装備/サービスの2つによって決定されると考えられる。つまり、導入しようとしている運航支援システムの質が上昇(a1→a5へと変化)し、その他の装備/サービスの質も向上すると、装備/サービス全体による小型機運航への効用は上がることになる。この概念をグラフで表すと、図4-7のようになる。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION