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4.2.3 機体情報の通報

 

大型機においては以下のような機体情報を各種センサとデータリンクを利用して自動送信することでパイロットのワークロード負荷の軽減と運航効率の向上を図っている。

・OOOI(スポットアウト[Out]/離陸[Off]/着陸[On]/スポットイン[In])各時刻

・残燃料

・エンジンモニタ情報

小型機運航においても、このような情報をパイロットの負荷が増すことなく送信できれば運航効率の向上が可能である。特に小型機が頻繁に利用する、飛行場管制業務または飛行場対空通信業務が実施されていない空港等においては、着陸時刻を自動的に通報することでフライトプランのクローズを確実にすることができる。

機体情報の通報を行っているシステムを表4-6に示す。

 

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(1)送信種別

機体情報は特定の地上局(例えば運航者のホストコンピュータ)に送信されるべき情報であり、アドレス指定型のデータリンクシステムが適している。

 

(2)送信項目・送信方法

機体情報を測定する各種センサが必要である。例えば大型機のOOOI情報の場合、以下のセンサを必要とする。

・航空機の脚の荷重によるストラットの伸縮センサ

 

 

 

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