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(または月額固定の$1,000)が必要となる。つまり、ユーザー側にかかるコストは1メッセージあたり14〜20セント程度となる。

 

(5)将来システムへの移行

現在のTDWR/TWIPはITWS/TWIPへ移行し、2000年以降はITWS/TWIPによる運用がメインとなると考えられる。ITWS/TWIPでは予測データについても利用することができるようになる。また表示については、フルグラフィックの画像データの提供についても取り入れられていくと考えられる。フルグラフィックの画像データの提供によって、解像度の高いデータの提供が可能となり、気象画像情報はさらに扱いやすいものとなる。その時にはATN対応の機上装置が必要となると考えられる。この装置はCNS/ATM-2パッケージと同等のものである。

なお、この時点でも、TDWR/TWIPが完全に消滅することはない。また、機上側の装置としても、完全にACARSに対応するものに置き換わることは考えられない。そのため、ここではTWIPサービスはTDWRとITWSおよびACARSとANTのいずれに対しても提供可能な形態をとる必要がある。

図3-7および図3-8に、TWIPシステムの将来形態図を示す。

 

056-1.gif

 

 

 

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