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M:microburst

G:gust front

X:滑走路

図3-4に示されているテキストデータは、地上で自動的に生成されるものである。この例ではwindshearや降水地域の位置、強度、移動速度等の情報が表示されている。

 

(3)システムの構成

TWIPデータはTDWRまたはITWSから得られる。現在TDWR/TWIPはデモンストレーションから実運用へと移行中であるが、ITWS/TWIPについてはテストベッドのデモンストレーションの段階である。TDWR/TWIPおよびITWS/TWIPのシステム構成を図3-5に示す。

 

054-1.gif

 

TDWRから入手した気象データは、Sunのワークステーション上に構築されているTWIP Data Processor(TDP)においてTWIPメッセージに変換される。TDPは各TRACONやTOWERに設置されているTDWRのDisplay/Function/Unit(DFU)にシリアル接続されている。TDPにおいて生成されたTWIPメッセージはデータベースに保存される。またITWSにおいて生成されたTWIPメッセージも同様にデータベースに保存される。

キャラクタグラフィックマップおよびテキストデータはともに、通常時においては10分に1回の頻度で更新される。天候に異常が発生した場合には、キャラクタグラフィックマップは5分に1回、テキストデータは1分に1回更新される

 

 

 

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