(4)Hawthorne AFSS
Hawthorne AFSSは、LAXの南東約5kmに位置するGAのためのHawthorne空港に隣接している。Hawthorne空港では頻繁に小型航空機の離着陸がなされている。ロスアンゼルス郊外から仕事で自家用機を乗り付けることも多い。 Hawthorne AFSSのサービスエリアはロスアンゼルスを中心として南北に細長く伸びており、北東には常に霧がたち込める盆地が広がっている。特に冬の間、この盆地では高速道路での事故が絶えない。
(a)Hawthorne AFSSの施設
日本で言えば3種空港の出張所程度と見える1階建ての建物には、ブリーフィングカウンタとそれに続く対空送受信室、訓練室、会議室、所長室、EQ室、計算機室などがある。東京管制部のAEIS室ほどの広さの対空送受信室では、2本のベイに互いに背中合わせに卓を並べており、各卓は上下2つの表示部を持ち、上に衛星気象画像を、下にはMETARなどを表示できるようになっている。ヘッドセットはチューブタイプと通常のヘッドホンタイプの2種類を各人の好みに応じて使用している。
(b)Hawthorne AFSSにおける業務
Hawthorne AFSSには、以下に示す卓が設置されている。またHawthorne AFSS運用室レイアウトを図2-5に示す。ここで図中の番号は上記の卓に対応する。