(a) 情報提供
AFSSは気象情報やフライトプラン等の豊富な情報を有しており、これらを利用した情報提供を行う。
(b)アドバイス
AFSSでは航空管制業務を行わないが、豊富な情報と情報提供ツールを用いてVFR機に対してアドバイスを行う。
(c)捜索救難
VFRフライトプランの予定到着時刻をもとに、サーチ&レスキューを発動する。
これらのサービスを実施するために、AFSSの端末はFlight Service Data Processing System(FSDPS)から情報を受信することが可能である。通常、近隣の3〜4のAFSSは1つのFamilyを形成しており、これら1つのFamilyに対して1つのFSDPSが設置されている。全米には21のFSDPSが設置されている。FSDPSはソルトレイクシティおよびアトランタに設置されたAviation Weather Processor(AWP)に接続されており、ここから各種の情報を入手する。AWPはフロリダにあるWeather Message Switching Center(WMSC)に接続されており、ここから気象情報を入手している。AWPはその他の様々なソースから各種情報についても取得し、処理したものをFSDPSに提供している。これらのシステム構成を図2-4に示す。