2.3.2 海外の地上支援システム
米国にはわが国のAEISと類似した役割を果たしているAFSS(Automated Flight Service Station)がある。米国におけるAFSSの運用実態を把握するために、数あるAFSSの中からHawthorne AFSS、McMinnville AFSSを対象にヒアリング調査を実施した。調査メンバー等については3.1.2項を参照されたい。
最初にHawthorne AFSSについての調査報告を示す。
(1)概要
今回のヒアリング日時、訪問先等を以下に示す。
・日 時:1997年11月20日
・訪問先:Hawthorne Automated Flight Service Station(Hawthorne AFSS)
・回答者:FAA Mr.Steve Shackelford Hawthorne AFSS
(2)AFSSの概要
Flight Service Station(FSS)は、主にVFRパイロットに対する情報提供、捜索救難等を24時間行う機関である。全米には1985年ごろまで294のFSSがあったが、1988年には200箇所程度となり、現在では61箇所となり、全てAutomated Flight Service Station(AFSS)に置き換わった。AFSSには様々な航行支援のためのシステムが導入されており、FSSに比べて高度な情報提供を行うことが可能となっている。全米におけるAFSSの配置を図2-3に示す。